【osakentaro】denim pants (pink)

暦は”大寒”へ。
文字通り、1年で最も厳しい寒さを迎えるとされる頃である。

年末年始のことになるのだけど、久しぶりに実家の長野県に帰省した。
電車を降りて、駅の改札を通ると、空から白い粒がチラチラと舞ってきた。
大阪にいると忘れてしまうが、舞う雪の美しさに心が弾んだ。

“osakentaro”のデニムパンツを初めて見た時、僕はこの雪がチラチラと舞う世界のことを想った。

デニムの緯糸（よこいと）を引っ掛け出して、生地の上にループを作る加工を施した素材。
そのループがポコポコとして、生地の上に雪が舞うような、そんな風景を思い浮かべた。

雪が降る日は静かだ。
幼い頃から、雪がしんしんと積もる静かな日はどこか心が穏やかで、深夜、人が寝しまずった頃、窓を開けてそんな雪が降るのを見たり、近くのコンビニまで暖かな飲み物を買いに行ったりしてしまうほど、大好きで特別な時間だった。

おそらく、寒くて、程よく雪が降る街に生まれた僕だからこそ、そんな雪の日の心地よさを感じられたのかもしれない。

だから、僕はこのデニムを見た時、どこかそんな雪の日にしか出会えない美しい世界を見ることができたのかもしれない。

さて、これまで”osakentaro”のデニムを数多くお届けしてきた。
僕自身も愛用をしている”osakentaro”のデニムパンツ。

今までの”zigzag stitch”とはちょっとまた違った雰囲気を持った1着。
冬の装いに、そんな雪の風景を感じるような1着を取り入れて、ぜひ楽しんでみてはいかがだろうか。


モデル身長 160cm

〔組成〕コットン

〔取扱注意〕水洗い可能 / 漂白処理不可 / タンブル乾燥不可 / 日陰での濡れ吊り干し / 底面温度150度を限界とし、アイロン仕上げ処理可能
※生地の特性上、表面に糸のループができております。お手入れの際にはひっかけに気をつけてください。（お洗濯の際は裏返しにしていただくことをお勧めいたします。）

〔サイズ〕2

〔サイズ詳細〕ウエスト：75cm / 股上：31.5cm / 股下：69cm / わたり幅：26cm / 裾幅：22cm