【proef】One Scarf (スヌード)

ニットを生産する上で出てしまうものに「残糸」（ざんし）と呼ばれるものがある。
これは文字通り、ニットを生産する上で残ってしまった糸を指す。
工場は「残糸」を産業廃棄物として、お金を払って処分しているのだ。

"proef"の"One Scarf"は、そんな工場から出てしまう「残糸」を用いて、家庭用編み機を使って編まれたマフラーになる。
工場から出る糸は、残った量や素材も変わってくるため、全てが一点モノとなる。

世界的に有名なブランドのニットも手がける工場から出てしまった糸を使用しているため、非常に上質な糸を用いており、巻き心地も非常に心地良い。

このように聞くと、今流行りの「アップサイクル」とか「SDGs」とか、そういった耳触りの良い言葉が思い浮かぶかもしれない。
しかし、"proef"は、この活動をずっと前から取り組み続けている。

"proef"は、社会問題をデザインによって変えていくプロダクトを多く発表するブランドでもある。
しかし、その背景だけではなく、きちんとプロダクトとして完成度の高いものを発表しているのだ。

今回、ピックしたアイテムはマフラーではなく、スヌードになる。
個人的にはマフラーよりも楽に装える点が魅力だと感じている。
首元にアクセントやボリュームを持ってきたい時に、こんなアイテムがあるととても便利だと僕は思っている。
実際に、僕も"proef"のスヌードを2枚ほど愛用している。

編み地の切り替え、素材の切り替えや組み合わせがとてもユニークで、シンプルな装いにもアクセントになるためオススメだ。

一見、ちょっと派手に見えるかもしれないけど、実際に首元に巻いた時には程よいデザインとなる。

プロダクトとしても良いけど、そのプロセスまできちんとデザインされている。
質の良い糸を使っているから気持ちが良いのはもちろんなんだけど、たぶんそれだけではない。
プロセスも良いから巻いた時に気持ちが良いのだ。

そんなアイテムを装いに取り入れて、厳しい冬の寒さから守ってみてはいかがだろうか。


〔組成〕カシミア , ウール , アンゴラ , ナイロン , ポリエステル , アクリル etc （全て一点モノのため、組成にも個体差があり、比率が算出できません。その点ご了承いただけると幸いです。）

〔取扱注意〕手洗い可能 / 漂白処理不可 / タンブル乾燥不可 / 日陰での吊り干し / 底面温度110度を限界とし、スチーム無しでのアイロン仕上げ処理可能 / ドライクリーニング可能（クリーニング店に相談推奨）

〔サイズ〕FREE