¥26,400
【hatsutoki】 petal ノーカラーブラウス (ジンジャーブルー)
"穀雨"
百穀を潤す雨が降るとされる頃。
雨が多い季節という訳ではないのだけど、「春雨」、「春霖」、「菜種梅雨」、「春時雨」など、春に降る雨も多い季節。
そんな春の雨を見ると、僕は新国劇「月形半平太」の中の台詞、「春雨じゃ、濡れて参ろう」という一節を思い出す。(僕は、お恥ずかしながら、この話の内容も知らないのだけど、この言葉だけが強烈に印象に残っている。)
春の雨を見ると、春の雨を楽しむように、傘もささずにひょいっと外へ出る。
そんな粋な姿を想像してしまうのだ。
さて、こちらは軽やかなサラッとした肌触りが気持ちの良い"hatsutoki"のブラウス。
"petal"と名付けられたように、花弁をモチーフにして生まれたテキスタイルを用いた1着となる
すっきりとした首元に対し、袖や背面に取ったタックは丸みを帯びたシルエットを生み出す。花弁が描く美しい丸みを表現したようなシルエットが、印象的なブラウスになるのだ。
"hatsutoki"が拠点を構える兵庫県西脇市は、播州織と呼ばれる織物の産地になる。
その特徴は糸を先に染めて織る「先染め織物」という点が挙げられる。
そのため、異なる色の糸を組み合わせて織り上げることで、布の上でそれぞれの色が反射し合い、一言では言い表せない美しい色味が生まれるのだ。
ジンジャーブルーと名付けられた、ベージュとブルーを混ぜたような不思議な色。
光を浴びることで、光沢のある美しい色がブラウスの上に立ち上がる。
花の色、土の色、春の色。
この季節の陽射しは、そんな春を含んだ色をブラウスの上に生み出すのだ。
そんな楽しみ方もできるブラウス。
なんだか、季節と共に装いも楽しめると思うと、粋な1着に思える。
「春雨じゃ、濡れて参ろう」
季節には季節の楽しみ方がある。
このブラウスにもそんな世界があるのではと思い、今回ピックさせてもらった。
モデル身長 160cm
〔組成〕コットン100%
〔取扱注意〕手洗い可能 / 漂白処理不可 / タンブル乾燥不可 / 日陰での吊り干し乾燥 / 底面温度150度を限界としアイロン仕上げ処理可能 / ドライクリーニング可能(クリーニング店に相談推奨)
〔サイズ〕0 (ワンサイズ)
〔サイズ詳細〕肩幅:47cm / 身幅:50cm / 着丈:56cm / 袖丈:52cm